開業してから10年。体重は増えた。そして、いよいよ血圧、血糖値が徐々に上昇、男性ホルモンが落ちて徐々に悪玉コレステロールも上昇傾向。患者さんに白衣からのぞく我が腹部を指して、「先生、いつからそんな腹になったの」と同情の様な声が聞こえ始めました。
最近は患者さんにも「一緒に減量しましょう。運動して筋肉をつけましょう」と一緒に誓い合う関係に。
私が医者になって5年めに京都大学から来られたK教授の「 ゴルフは医者を堕落させます。大國先生はひたすら患者さんを診察して、実験して臨床と基礎の論文を書きまくりなさい。それから、来年からは外来医長、次に病棟医長になってもらうつもりだから頑張りなさい」との有り難い?お言葉を頂き、赴任先の病院で覚えたゴルフとおさらばしたこと、後悔しています。
大学病院や一般病院勤務をしていた時は病院が大きいので、1日1万歩は普通に働いたら達成していたのに、開業した今は1日6000歩達成がノルマに。酷いときは1日1500歩ですから。ちなみに厚生労働省の国民調査でのコロナ前の令和元年の運動歩数は、「平均値は男性で6,793歩、女性で5,832歩。この 10年間でみると、男性では有意な増減はなく、女性では有意に減少。20〜64歳の歩数は、男性7,864歩、女性6,685 歩であり、65歳以上では男性5,396 歩、女性4,656歩」とのこと。「人様のことをとやかく言う前におまえはどうなんだ」と言われているようで。
開業してからは、普段運動していないのに、友人と山に登ったりハーフマラソンに出て体調崩したり、暇な時間を見つけて急にジョギングしたり、泳いだりして腰痛になったり、膝を痛めたりでした。
最近、新聞でスロージョギングのことが書いてありました。そうです!2018年前に70歳で逝去された田中 宏暁(たなか ひろあき、福岡大学名誉教授)先生が提唱されたあの素晴らしい運動です。走っていてとても恥ずかしい(ほとんど、歩いているようにしか見えない速度なので)のですが、これならできそうです。「ためしてガッテン」などにも出演されました。多くの足腰の衰えた70歳前後の人がこれをしてフルマラソンにでれるようになったり、肥満、糖尿病、高血圧患者に抜群の効果があるあの運動です。
だまされたつもりで走ってみます。何しろ、ニコニコペースですから。そして、死ぬまでに富士山登頂かホノルルマラソン(コロナでだめなら石垣島マラソン)にでたいな。
ここまで書いたので、最低1年間はしてみます。やりかたは、You Tubeで見てください。今日も走って肩こりが楽になりました。
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