2019年7月14日日曜日

医学の進歩は速すぎ

今回は少しまじめな話を。

医学は想像を絶する速さで、進んでいます。
自分の専門の糖尿病、甲状腺、内分泌代謝疾患などはなるべくup to date(最新)な知識を得ようと糖尿病学会、甲状腺学会、内分泌代謝学会などに出席したり、英語の論文(これがすさまじい量です)をななめ読みしたり、医者の友人と情報交換していますが、これでも足りません。

ましてや他の分野になると、日本語の教科書、論文、海外の本の翻訳本になるので、とてもup to dateの情報ではないです。
私も年をとり、もう医学についていけないのかと愕然としながら、文献検索のときに「医学の進歩の速さ」のテーマでいくつかのキーワードを入れて英語の論文を検索したら、古い論文がヒットしました。
2011年発行のTrans Am  Clin. Climatol Assocという英文雑誌(Densen P, Challenges and Opportunities Facing Medical Education.  Trans Am  Clin. Climatol Assoc.  2011;122:48-58)に医学の知識が倍になる速度 (doubling time)は、なんと1950年頃は50年、私が医者になった1981年のころは7年、2020年にはわずか73日という速度と書いてありました。

唖然、茫然、自失。まあ、医者は体力勝負だから山に登ったりしながら貴重な移動の時間を好きな小説から医学論文に変更するしかないですかね。医学の進歩は頂上が見えないだけにつらいですね。


医学知識が倍になる時間(doubling time)
   1950年      50年
   1980年       7年
   2010年       3.5年
   2020年       73日


2 件のコメント:

  1. 早速のブログ更新楽しみにしておりました。
    進歩はそんなにも早いものなのですね。
    新たな知識を取り入れ、常に患者さんのために尽力されてる先生に驚きを覚えます。
    また色々教えてください。^-^

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